前回は、クラウドファンディングのサイト、CAMPFIREとの出会いから、ビジネスに関する私の考えについて、ちょこっとお話しました。
2021年に戻っちゃったので、今回は、このプロジェクトを立ち上げた2023年のお話を。
プロジェクト立ち上げまでの準備期間
2023年中に会員制サービスを立ち上げる!と決めたものの、気づいたら10月。
自分ひとりでは無理だな、と思って、色んな人の力を借りようと動き始めたものの、12月まで思うようにことが進まず。
でも、おかげ様でこの期間に、会員制サービスをやろうと思ったきっかけや、私がこれからやりたいこと、サービスに対する想いを、言葉にして伝える“準備”ができました。
この会員制サービスは、場所や時間の制限から解放されて、オンラインで自由に利用してもらいたい、と思って始めたもの。
だから、エリアは日本全国。
ネットを使えればサービスを利用できるので、年齢層なんていう制限は不要。
もちろん性別の制限もありません。
では、誰に使ってもらいたいサービスか。
それは、“自分(自社)で決算申告までできるようになりたい人(会社)”
税理士=顧問契約という常識
一昔前は、“税理士に任せているから~”で良かったのかもしれません。
会計や税金のことは難しいから税理士にお願いする、のがスタンダードだったんだと思います。
でももう、少なくとも10年位前には、クラウド会計が出来上がっていて、簿記や会計の専門知識がなくても帳簿を作れる時代になりました。
そういう、誰でも会計入力は簡単にできる時代になったのに、“税理士=顧問契約”とか“税理士にお任せ・丸投げ”“顧問契約=税理士=高い”とか、そういう常識のままでいいのかな、と疑問に思うようになりました。
例えば、副業でビジネスを始めた人が、“わかんないからとりあえず税理士にお願いしとこう”と思うでしょうか。
こつこつ作った大事な売上や利益です。
なのに、”会計は難しいからとりあえず税理士にお願いしよう“”毎月〇万円か、ちょっと高いサブスクかな“なんて軽い気持ちで、こつこつ作った大事なお金を使うでしょうか。
個人事業主になったって、最初の1-2年は、すごく大変なんです。
法人を設立したときも、最初の1期2期は、個人とちがってやることは多いし、すごく大変だと思うんです。
税金とか節税の前に、集客とか売上とかの方が、大事だと思いますし、今年だけじゃなくて、来年再来年に繋がっていく“利益”の方が、価値があると思うのです。
1円でも安く、の先にあるもの
だから、確定申告なんて!決算なんて!税金なんて!
“1円でも安く。税金も何もかも安くやってくれる税理士にお願いしよう”という方向に向くのは当然だと思います。
でも、どうでしょう?
1円でも安く、の先にあるもの。
そこまで思ってなくても、“今はまだまだだから、なるべく安く税理士にお願いしたい”と思って頼んだ先にあるもの。
それは?
自分のビジネスを良い方向に導いてくれるような、前向きで明るい未来の可能性を感じさせてくれるもの、でしょうか?
もちろん、1円でも安く、そして自分のメリットになるアドバイスばかりをもらえて、何もやらなくてもぜ~んぶ税理士がやってくれて、決算申告だけでなく、今のビジネスも将来の利益も、未来も希望も夢も、ぜ~んぶ税理士が叶えてくれる、そんな神様みたいな税理士がいたら、いいですよね?
うん。
そんな人がいたら、それはきっと詐欺師だと思う。
色々うまくいかない時期
こういうことがなかなかうまく伝えられず、クラウドファンディングの支援業者など、複数の会社や人とすれ違ったり、私の考えがうまく伝わらず、立ち上げのメンバーや協力者として一緒に仕事をすることができなかった人たちも多くいました。
そのまま2024年4月になってしまい、いよいよ動き始めないと、また何も始まらないまま2024年までもが終わってしまうと思いました。
クラウドファンディングは初めてなのに、私と事務所のスタッフだけでプロジェクトを立ち上げ、SNSをやって周知を図ることになりました。
私の事務所は、税理士事務所です。
SNSの得意な人もいないし、動画撮影や編集の経験者もいません。
税理士事務所は、決算書や申告書を作ったり、年末調整をやったり、せいぜいエクセルが使えたらPCスキル上級者。パワポもCreativeCloudも、大半の税理士事務所のPCには入っていません。だって使わないから。
かくいう私の事務所も、CreativeCloudは入れていても使う人が初心者すぎて。
だから、SNSの投稿素材もさながら、バナーひとつ作るのにも苦労したり・・・
Canvaという便利なアプリも、まだまだ初心者。
そんな中、このクラウドファンディングのプロジェクトページを完成させるのは、とっても苦労しました(笑)
でも、一語一句、私自身の言葉で伝えたかったし、事務所のみんなで納得のいくページを作りたかったんです。
(その③につづく)
クラウドファンディングのページはこちら▼2024.7.11まで