起業っていったら、法人を作ること?
一人でも法人がいいの?
副業したい人はどっち?
などなど。
今回は、個人事業主と法人のちがいについて、お話します。
個人事業主と法人のちがい
まず、個人事業主は
税務署に開業届を出したらいつでも何人でも始められます。
一人で事業を始めようという人(フリーランス)
普段はサラリーマンだけど副業として事業を始めようという人は、個人事業主。
また、従業員を雇っていても、法人登記をしなければ、個人事業主。
それに対して、法人は、法人を設立する手続きをして
設立した人がたいていは代表者になるのが法人。
もちろん一人でも法人は作れます。
フリーランスのように、従業員なし、代表者一人でも
法人をやっている人はたくさんいます。
株式会社でも合同会社でも。
定款を作って、法人登記をして
税務署や年金事務所に必要な届出を出したら、事業スタート。
個人、法人、どっちがいい?
結論。
個人事業主として始めた方が、法人に比べて圧倒的にリスクは少ないです。
リスクというのは特に資金面と手続きの煩雑さ。
個人事業主なら、税務署に開業届を出せば始められます。無料です。
対して法人は、定款という会社のルールを作って、株式会社なら認証を受け、法務局で登録免許税を払って登記をして、税務署と都道府県と市町村の3か所に届出を出します。
もちろん、タダで登記をすることはできません。
登記の方法は色々ありますが、0円で登記!とうたっているものは、会計ソフトを1年間契約することが条件だったりします。
だから、まったく無料、ということはありません×
確定申告は?
次に確定申告について。
個人事業主は、12月末で締めて翌年3/15までに確定申告をします。
確定申告の時期になると、税務署や市役所、商工会や青色申告会などが
ちゃんと確定申告ができるように、総出で手伝ってくれます。
もちろん相談料は無料。
商工会や青色申告会は会員限定というところもあるかもしれませんが。
対して法人の場合。
法人になると、確定申告は一気にハードルが上がります。
法人の決算月というのは、その法人が自由に決めることができます。
確定申告は、決算月の2か月後。例えば9月決算なら11月までに申告。
日本中の法人の確定申告・・・毎月どっかの会社の確定申告があるんです。
だから、市役所、商工会、青色申告会でのサポートはのぞめません。
唯一無料のところは、税務署。
決算書を持っていけば申告書の書き方は教えてくれます。
ただその決算書。どうやって、作りますか?
確定申告って、書類を書くことが大変なのではなくて
日々の会計処理から決算書を作るまでのところが一番大変なんです...
もちろん、この『ちょこっと税理士オンライン』の
オンラインクラスや個別相談で、起業について相談することもできます。